12話 なぜ治らないか

【忙しい人のために結論】

 

なかなか治らない原因は4つ
1 発がん人物 他人

2 発がん人物 自分自身

3 感情のコントロールができない

4 薬害

 

 


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なかなか治らない患者様のよくあるパターン。

 

【1】 最初に病院で検査を受け、薬を服用する。

 

 

【2】 病院での治療が効果がないため、栄養療法を試してみる。
玄米菜食やオーガニック食品、断食、クエン酸、重曹、メガビタミン、分子栄養学、プロテインなどを試す。

 


【3】 食事療法でも改善しない場合、鍼灸やカイロプラクティック、整体など、さまざまな治療法を試してみる。

【2】の食事と【3】の各種治療法は 順番が変わったり併用したりすることもある


【4】 私の治療院に来院の多くが上記の【1】病院、【2】食事、【3】各種治療法を試して治らないかたです


現在の統計では、薬や食事療法や各種治療法で治らないかたの約8割が改善していますが、改善しないケースもあります。
治らないケースの多くは以下の要因によるものです。



【A】

人間関係のストレスが強い場合。
多くの場合、親や夫、上司や同僚との関係が原因となっています。
攻撃的な言葉を日々聞かされているケースです



【B】

考え方や心のあり方が病気の改善を妨げている場合。
他人を恨んだり、すぐに怒ったり、誰かに復讐しようと考えたり、ネットで悪口を言ったり、心配や不安、恐怖が絶えない状態であることも改善を難しくしています。



【C】

【B】と似ていますが、その中でも感情の起伏が激しい人。
 突然怒り出したり、 突然心配になったり、激しい復讐心やネットでの激しい悪口。
治っても感情の起伏がまた次の病気を生みます


【D】 
薬害。
薬によっては 10年、20年、30年前に飲んだ薬の悪影響も残ります

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 付録 21タイプ食事法 6 

 

●6-01 タイプの違う食事で体調不良
 

違うタイプの食事法を実践すると体調不良になります。はじめの3ヶ月くらいは大丈夫でも半年から一年くらい続けると体調が悪化します。

 

ウサギ・ネズミ・カゲロウ(ベジタリアン傾向)タイプが肉食・プロテインでアレルギーになるのを例にとり説明します。

 

●6-02 ひとりで複数のタイプを持っている
 

ほとんどの人は、複数のタイプと複数のスピリットを併せ持ちます。複合型です。各割合も違います。

 

例をあげます。

 

ウサギ+ヘビ+フクロウ+イノシシ+ヤカンタイプ

 

ベジタリアン(ウサギ)でヘビ(小食、断食)でフクロウ(理論や論文重視)でイノシシ(他の食事法をすべて批判)でヤカン(すぐに怒り出す、他の食事法に攻撃的)

 さらに割合が違います。ウサギが多めなら肉をまったく受け付けず、少なめならたまに食べたくなります。ヘビが多めなら小食を徹底しますが、少なめなら時々ドカ食いをしてしまいます。

 

●6-03 ウサギ・ネズミ・カゲロウはタンパク質でアレルギー
 

 1日プロテイン10を処理できる能力を持つウサギタイプの人がいるとします。さらに最大200までは大きな体調不良にならないだけのキャパシティーがあるとします。プロテインを1日10摂っていても、毎日10処理できますので問題ありません。コップの図を見てください。

                   

 

このコップは200まで入ります。最大キャパシティー200です。プロテインを10摂ります。1日のプロテイン処理能力は10ですので、毎日10とり続けても、キャパシティーのゆとりは200です。図の1のカラのコップに当てはまります。

 

ところが毎日11とり続けると、1日の処理能力は10ですので、処理できない1が残ります。50日後には処理できない量は50になり、図の2になります。しかし、これでもまだ症状は出ません。100日目にはキャパシティーの半分に達し図の3になります。これでも症状は出ません。200日目にはキャパシティー限界になり図の5になります。まだ症状は出ません。しかしそれ以上のキャパシティーはないのでプロテインをとり続けると、図の6のようにコップから水が出ます。これがアレルギーなどの症状です。顔が黄色くなる、体が重い、胃腸が辛いなど症状は様々です。

処理できない栄養は毒になりますので、毒として皮膚から排泄し湿疹になることもあります。

これを閾値と言います。

 

 プロテインが毒ではありません。それを処理できない量摂り続けることが問題です。処理能力を超えれば、どんな食品も毒です。

 

●6-04  キャパシティーを増やせるか?
 

もしキャパシティーを増やせれば、タイプを変えることも可能ですが、かなり難しいです。プロテインを飲み続ければ、体が慣れてきてキャパシティーが増えると言うことは、まずないでしょう。

ウサギ、ネズミ、カゲロウ、ミツバチ、米食い虫タイプでは、プロテインや高タンパク食を数年続けた後に体調不良になるケースが多くありました。私が把握しているだけで200人くらい。

 

これらのタイプの人が、キャパシティーを増やすには、ウェイトトレーニング(筋トレ)を本格的にやれば可能かもしれません。筋破壊によりタンパク質がより必要になりコップのキャパシティーが増えるかもしれません。

 

それ以外では高タンパク食ではなく、個人の処理能力を見極めた適正タンパク食が必要でしょう。

 

●6-05  個々の食品にキャパシティーがある
 

キャパシティーはタンパク質全体ではなく、食品個別にあります。従って、ウサギ、ネズミ、カゲロウ、ミツバチ、米食い虫タイプでは、一つの食品だけにならずに、肉の多い日、魚の多い日、乳製品の多い日、大豆の多い日、卵の多い日と、変化をつけて閾値がたまるのを防ぎます。MEC食は毎日、肉200g、卵3個、チーズ100g摂ります。キャパシティーをオーバーしやすいです。たまには肉を魚に変えるなど変化をつけましょう。

 

●6-06 タイプは変えられるか
 

 タイプを変えることは可能ですが、難しいです。多くの場合体調を崩します。

菜食、肉食のタイプ別ですと次のようになります。

  

 

一つ横のタイプの食生活を長期続けるのは可能でしょう。例えばウサギがネズミになることです。一部の人は体調不良になりますが、一部の人は無理なく元気で生活できるでしょう。

 しかし、二つ横に移動するのは無理が多く、長期の場合、食事が楽しくなくなる、体調も崩しやすいです。ウサギがイヌになる、ネズミがライオンになる等です。

 

 生活環境の変化(結婚、就職、引っ越し、事故、精神的なショックなど)で、自然にタイプが変わる場合もあります。

 

 カゲロウは生まれつきカゲロウの場合もありますが、ストレス(ストーカー被害、家庭内暴力、過労など)でカゲロウタイプになるケースが多いです。また薬害で腸にダメージを受けてカゲロウタイプになる場合もあります。

 

●6-07  運動とタイプ
 

 前に述べたように運動でタイプが変わることがあります。とくにウサギ、ネズミ、カゲロウタイプでは運動により、食べられる食品が増えます。

 

 1日10時間働いていて運動する暇があったら休んでいたい、子育てが忙しくて運動どころではないという人が多いです。運動でタイプを変えるのは、たやすいことではありません。タイプを変えることよりも、そのタイプの中でご自分を生かし切る食事法の方が楽でしょう。

 

●6-08  私のタイプ変遷
 

一例として、私のタイプ変遷を書きます。生まれつき食が細くカゲロウ+ウサギ+ミツバチタイプでした。お菓子が大好きで、お菓子は食べられるが通常の食事は苦痛。肉はハンバーグのみ。卵は甘い卵焼きのみ。お菓子さえあれば、食事はいらない子供、当然すごく痩せていて虚弱体質でした。

 

中学に進み、自分を変えようと剣道部に入りました。これで食欲が一気に変わり、偏食は大分改善されました。体重は平均体重まで回復。イヌタイプに変化しました。

さらに高校になってからレスリング部に入部。イヌタイプはより強まりました。

大学に入り親元を離れました。運動を一切止め、インスタントラーメン、菓子パン、お菓子の日々に。再び体調が崩れます。

 

 19歳の時に体調を改善しようと、ベジタリアンに。さらに断食や小食。ネズミ+ヘビを目指しましたが、なりきれず、イノシシとヤカンで、さも菜食小食の自分が偉いのだと自惚れていました。

 

 28年のベジタリアン生活から、糖質制限+高タンパク質に。相変わらずスピリットはイノシシとヤカン。体調はそれなりに良くなりました。イヌタイプ。これが本来の自分だと思います。

メガビタミンでの限界を感じメガビタミンから去りました。このときのいろいろ学び、スピリットはイノシシ+ヤカンからお地蔵様に大変身。これはとても楽なスピリットです。なにも否定せず、だれも非難せず、どんな食事法とも対立しません。

 

 現在の食事内容はゆるめ糖質制限、ゆるめ高タンパク、メガビタミンならぬプチビタミン、そしてやや小食。イヌがメインのわずかにヘビ、スピリットはお地蔵様。自分に一番楽な自分食です。人それぞれ違いますので、皆さんもご自分の自分食を見つけてください。お手伝いやご相談にも応じます。

 

 食事のスピリット、これは比較的変えることができます。理論派のフクロウ、猪突邁進のイノシシ、一切争わないお地蔵、すぐにカッとなるヤカン、マスコミを疑わないテレビタイプ。地位や肩書き重視の権威タイプ。なにも考えない風。その人の生き方そのものですので、人生経験を経るごとに変わります。

 

●6-09  生後から3歳までの食事でタイプが決まる
 

食事のタイプが決定される一番の原因は、生後から三歳までの食事内容です。この時期の食事により、腸内細菌が決定され、それ以後はあまり変化しないためです。

新生児は母親のお腹の中にいるときは無菌です。出産時に口から消化管に菌が入り込み、腸内環境をつくります。 生後3カ月から1歳2カ月ごろまでに腸内細菌はさらに大きく発達し、3歳までにほぼ腸内環境は決まります。

 

 この時期に菜食傾向なら、菜食に適した腸内環境になり、この時期に肉食傾向なら肉食に適した腸内環境になります。

 

 これを成人してから変えるのは難しいです。生まれてすぐ英語を学べば楽に使いこなせますが、成人してから英語を学ぼうとすれば大変な努力がいります。腸内環境もそれと同じです。

 

自分に合わないタイプの食事法に無理矢理変えると体調不良を起こします。

 

 

●6-10  タイプに優劣があるのか
 

 タイプを動物に例えているので、こんな動物は嫌だわ、失礼しちゃうわ、と思われる方も多いでしょう。悪意はありません。一番わかりやすい名前をつけました。

 

 どのタイプが優秀でどのタイプが劣等ということはありません。それぞれに意味があり必要です。自然界は多様性が大事です。様々な環境の変化に対応できるため、多様性が大事です。ヤカンタイプもイノシシタイプも、ある食事法を構築するためには必要なタイプでしょう。どんなタイプも意味があり、必要です。無駄なタイプ、意味のないタイプ、駄目なタイプはありません。ただヤカンタイプは癌に注意があります。

 自分のタイプを知り、そのタイプの欠点を修正しながら、楽に生きていくことが大事です。無理して違うタイプの食事法を実践するのはつま先で歩くようなもの。つま先立ちで歩き続けることはできません。

 

 どのタイプもメリットとデメリットがあります。無理して自分のタイプと合わない食事法を実践するよりも、タイプに合った食事法で、デメリットを減らして行かれるといいでしょう。次の章ではその方法を述べます。

 

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