本日のテーマは、
親の言葉が子供の可能性を壊す
です
1
お子さまの治療をするとき、はじめにお母様からお子さまについていろいろお話を伺います
これはお子さまの体調を聞くだけではなく、親がどれだけ子供の潜在意識を理解しているかのテストでもあります
母親曰く
「うちの子供は体が弱くて困ります」
あるいは
「勉強ができないです。
成績が悪すぎる。
頭悪すぎます」
言葉は非常に大きな力があります
とくに親の発する言葉は子供の潜在意識に深くしみこみ、子供の一生を左右します
このような残酷な言葉は子供の可能性を大きく閉じてしまいます
この親御さんは言葉の持つ力の大きさをご存じない
さらに子供時代という潜在意識を作られる時代に
親の言葉は子供の潜在意識を決定づけます
このような親の言葉は
暴力です
ぜったいに言ってはいけません
しかしその点を指摘すると親御さんは激怒します
「勉強ができないから勉強ができないと真実を言っているだけです」
そうでしょうか。
違うと思います。
勉強の面白さを大人が伝えられないだけです。
授業が退屈なだけです。
悪いのは教師や親です。
子供ではありません
2
「本当にこの子は弱くてすぐ病気になります」
妊娠中に交感神経優位ではありませんでしたか。
交感神経優位、つまりイライラや不安で子育てをしていませんか。
お菓子や漫画で子供をコントロールしていませんか。
タンパク質は足りていますか、離乳食を早く始めタンパク質が多めが理想ですが、それをしてきましたか？
3
治療前にどんなお子さまですかと聞くと
ＡＤＨＤ、発達障害です
あるいは
ＡＳＤ、自閉症です
このような回答の後に、医学用語がだらだら続き、さらに現在使用中の薬品名が続きます
いや違うだろ！
根本的に違うだろ。
発達障害も自閉症もあくまでもお子さまのごく一部でしかありません。。
なぜ自分の言葉で話せないのでしょうか
例えば
「この子は短気ですぐ癇癪を起こしますが、本当は心の優しい子で、動物や植物が大好きです」
あるいは
「自分の望み通りにいかないとすぐに暴れ出しますが、好きなことには集中力がすごく、何時間ものめり込んで他のことに目もくれません」
こういう観察点がほしいです
そこからそのお子さまの個性を伸ばす方法が見つかります
「天才と発達障害｣ 岩波明 著より
音楽の天才モーツァルトは、明らかに発達障害(ADHD:注意欠如多動性障害)の特徴があった。
落ち着きない動作、「空気」を読まない所作などで周囲から嫌がられた。
一方、創作に入ると「過剰な集中力」を示し、素晴らしい作品を瞬く間に書き上げた。
物理学の歴史を変えたアインシュタインは、ASD(自閉症スペクトラム)の症状を示していた。
他者とのコミュニケーションに障害を抱え、言葉の発達も遅れていた。
しかし、飛び抜けた数理的洞察力によって、古典的物理学の常識を覆す理論を打ち立てた。
さらには著者は
野口英世、南方熊楠、伊藤野枝、モーツァルト、マーク・トゥエイン、さくらももこ、山下清、大村益次郎、ダーウィン、アインシュタイン、ヴィトゲンシュタイン、サティ、コナン・ドイル、田中角栄、子路、源義経、斉藤道三、ケイト・スペード、チャーチル、ヘミングウェイ、ヴィヴィアン・リー、芥川龍之介、中島らも、サリンジャー、ナッシュ、中原中也ほかを例に上げる
これらの天才はみな発達障害でした
4
言葉は人を傷つけるためのものではありません
言葉は人に勇気を与えるためのものです。
意見の違う人に対しても
私は言葉でその方の名誉や人格を傷つけません
まして匿名での悪口は一切しません
言葉が正しいか正しくないかよりも
その言葉が人を傷つけるか 傷つけないかの方が重要です
これは最初の段落を使用した新しいテキストブロックです。</ P>
